【共通テスト対策】最初に覚えるべき酸・塩基一覧 おすすめの暗記方法|文系のための高校化学基礎

「酸・塩基が何かはなんとなくわかったけど、実際全然問題が解けない…」

「問題文が頭に入ってこない…」

教科書で「酸・塩基」の初めの方を読んだけどいまいちつかみにくい
と感じたことはありませんか?

実は「酸・塩基」単元は、
理論や定義よりも先に具体的な酸・塩基を暗記した方がうまく進むことがあります。

教科書の順番とは少し異なりますが、
まずは有名な酸・塩基を覚えてしまおうという作戦です。

そうすることで、どれが酸でどれが塩基なのか分かった状態
教科書や問題集を読むことができます。

この記事では

具体的にどの酸・塩基を覚えればよいの?

酸・塩基について何を覚えればよいの?

おすすめの暗記方法は?

これらの疑問について分かりやすく解説をします。

酸・塩基の入口としてここで必要なことを覚えて
共通テストや定期テストで高得点を取りましょう!

まずはこの一覧を覚えよう

スマホで見返せるようにスクリーンショット保存しておくのがおすすめです。

まずは暗記用でしっかりと覚えて、
続いてはテスト用で空欄を埋められるようにしましょう。

頻出の酸・塩基 暗記用

頻出の酸

名称化学式価数強弱
塩酸HCl1価強酸
硝酸HNO₃1価強酸
硫酸H₂SO₄2価強酸
酢酸CH₃COOH1価弱酸
炭酸H₂CO₃2価弱酸
シュウ酸H₂C₂O₄2価弱酸
リン酸H₃PO₄3価弱酸

頻出の塩基

名称化学式価数強弱
水酸化ナトリウムNaOH1価強塩基
水酸化カリウムKOH1価強塩基
水酸化バリウムBa(OH)₂2価強塩基
アンモニアNH₃1価弱塩基

※強酸・強塩基は太字表記

※実際には炭酸・リン酸は段階的に電離します。
ここでは価数を理解しやすくするためにまとめて表記しています。

※シュウ酸は(COOH)₂の表記もあります。

価数については後半で説明をします。

おすすめの暗記方法

頻出の酸・塩基は種類が多いので、
一度に覚えようとしても、なかなかうまくいきません

時間のある方は3日かけてしっかり暗記をすることをおすすめします。

※試験直前の場合は、
一日目を覚える → 別科目 → 二日目を覚える → 別科目 → 三日目を覚える
でもOKです!

一日目:名前から化学式が書けるように

まずは頻出の酸・塩基について、
名前を見た状態で化学式が書けるようにしましょう。

塩酸 → HCl

水酸化ナトリウム → NaOH

というように覚えましょう。

時間をかければ思い出せる、ではダメです。

パッと瞬間で頭に思い浮かべられるまでやりましょう。

どうしても覚えきれない場合は、
酸・塩基で一日ずつ使ってもOKです!

二日目:強弱が答えられるように

それぞれの酸・塩基の強弱を覚えることも必須です。

初日で化学反応式は覚えたので、
二日目はそれらの強弱を覚えましょう

中和滴定や弱酸遊離の理論を覚える際に必要となる知識です。

3日目:価数が分かるように

最終日はそれぞれの酸・塩基の価数を覚えましょう。

ただ、ひとつ安心してください。

価数は数値を機械的に暗記するものではありません。

化学式が書ける状態であれば、価数は簡単に把握することができます。

価数はどうやってわかる?

価数とは、

  • 酸なら放出できるH⁺の数
  • 塩基なら放出できるOH⁻の数

です。

酸・塩基の価数は電離の式が書ければ把握できます。

いくつか具体例を解説したのち、
冒頭の酸・塩基について電離の式を暗記用にまとめます。

HClの場合

HCl → H⁺ + Cl⁻

酸は H⁺を放出すると覚えておけば
それほど迷わずに電離の式が書けます。

H⁺を1個放出するので1価の酸です。

CH₃COOHの場合

ここは注意が必要です。

酢酸にはHが4つついているから4価!
ではありません。

CH₃COOH ⇄ H⁺ + CH₃COO⁻

酢酸は1価の酸です。

※弱酸・弱塩基の場合は化学反応式の矢印を両方向にしますが、
共通テストで化学基礎のみを使うのであればそれほど気にしなくても大丈夫です。

NaOHの場合

NaOH → Na⁺ + OH⁻

塩基はOH⁻を放出します。
酸と間違えてH⁺を出さないように注意しましょう。

OH⁻を1個放出するので1価の塩基です。

NH₃の場合

NH₃は注意が必要です。

NH₃ + H₂O ⇄ NH₄⁺ + OH⁻

水と反応してOH⁻が生じる独特な形なので、
注意して覚えましょう。

こちらはOH⁻を1個放出するので1価の塩基です。

酸・塩基と電離の式の表

こちらもスクショして暗記することをおすすめします。

画面を横にすると電離の式が見やすいです!

名称化学式電離の式
塩酸HClHCl → H⁺ + Cl⁻
硝酸HNO₃HNO₃ → H⁺ + NO₃⁻
硫酸H₂SO₄H₂SO₄ → 2H⁺ + SO₄²⁻
酢酸CH₃COOHCH₃COOH ⇄ H⁺ + CH₃COO⁻
炭酸H₂CO₃H₂CO₃ ⇄ 2H⁺ + CO₃²⁻
シュウ酸H₂C₂O₄H₂C₂O₄ ⇄ 2H⁺ + C₂O₄²⁻
リン酸H₃PO₄H₃PO₄ ⇄ 3H⁺ + PO₄³⁻
名称化学式電離の式
水酸化ナトリウムNaOHNaOH → Na⁺ + OH⁻
水酸化カリウムKOHKOH → K⁺ + OH⁻
水酸化バリウムBa(OH)₂Ba(OH)₂ → Ba²⁺ + 2OH⁻
アンモニアNH₃NH₃ + H₂O ⇄ NH₄⁺ + OH⁻

頻出の酸・塩基 テスト用

頻出の酸

名称化学式価数強弱
塩酸
硝酸
硫酸
酢酸
炭酸
シュウ酸
リン酸

頻出の塩基

名称化学式価数強弱
水酸化ナトリウム
水酸化カリウム
水酸化バリウム
アンモニア

まとめ

酸・塩基の単元に入る手始めとして、
まずは上で紹介した一覧を覚えてしまいましょう。

価数に関しては数値の暗記も大事ですが、
電離の式が書けるようにしておくと◎です。

この知識をもとにして、
pH の計算や中和に進みましょう!

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共通テスト・定期テストにむけて化学基礎全体を学習したい方は、
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