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恒星・惑星・衛星の違いは？｜中学理科・入試対策にも役立つ知識！

2025年7月8日 / 最終更新日時 : 2025年10月10日 Leaf-net 豆知識

恒星・惑星・衛星の違いは？｜中学理科・入試対策にも役立つ知識！

「太陽は星？それとも恒星？」「惑星」と「衛星」って何が違うの？

中学理科・高校受験で非常に重要な「恒星・惑星・衛星の違い」。
でも「なんとなくのイメージ」で覚えていませんか？

中学理科では、こうした用語の意味をしっかり理解しているかどうかで、模試や高校入試の得点に差がつくこともあります。

この記事では、天体の分類をスッキリ整理し、テストや入試で問われるポイントまで解説します。

この記事を読んでわかること

恒星・惑星・衛星って何？
太陽以外の恒星ってある？
太陽系の惑星はいくつ？
有名な衛星といえば？

宇宙がちょっと苦手な人でも、すっきり理解できるようにわかりやすく紹介します。
テスト対策・入試対策にもつながるので、ぜひ最後まで読んでみてください！

※この記事は、林個別指導塾が運営する学習ブログです。

恒星って何？

恒星とは？｜自分で光る天体

「恒星（こうせい）」とは、自分のエネルギーで輝いている天体のことをいいます。
私たちが夜空で見ている「キラキラ光る星」のほとんどは、実はこの恒星です。

🔍 恒星と星って同じ？

理科の授業でよく生徒が混乱するのが、「星＝恒星なの？」という疑問です。

日常会話では「星」という言葉をあいまいに使いがちですが、理科では「星」＝「恒星」を指すのが基本です。

✅ 例：「あの星、きれいだね」→ 理科的には「恒星」を見ていることが多い。

もっとも身近な恒星＝太陽！

地球から一番近くて、私たちにとって最も身近な恒星が「太陽」です。

太陽は自分で光や熱を出しており、地球の明るさや気温もすべてこの恒星の働きによるものです。

太陽はただの光るボールではなく、「恒星の一種」なんです！

太陽以外の恒星には何がある？

夜空を見上げると、太陽以外にもたくさんの恒星が見えます。例えば：

おりひめ星（ベガ）… 夏の代表的な恒星
ひこぼし（アルタイル）… ベガとセットで七夕の星として有名
シリウス … 冬の夜空で最も明るく見える恒星。おおいぬ座の一部

これらもすべて、太陽と同じく“自分で光る星＝恒星”なのです。

恒星の特徴まとめ

特徴	内容
✅ 自分で光や熱を出す	自発光。光源そのもの。
✅ 内部で核融合反応が起きている	水素→ヘリウムなど。高温高圧の超巨大ガス球。
✅ 宇宙には何十億個もある	天の川銀河だけでも約1000億個ともいわれる。
✅ 太陽は恒星の一種	地球から近いだけで、他の恒星と同じように燃えている。

恒星を英語で言うと？

恒星は英語で「star（スター）」です。

日常的にもよく使われる言葉ですが、理科で出てくる「star」は、太陽のような恒星のことを指しています。

覚え方のヒント

🔸 恒星 = 自分で光る天体（核融合している）
🔸 星って言ったら、理科では基本「恒星」！
🔸 太陽も、シリウスも、ベガも、全部「恒星」

惑星って何？

惑星とは？｜恒星のまわりを回る「光らない星」

「惑星（わくせい）」とは、恒星のまわりを公転している天体のことを指します。太陽のまわりを回っている地球や火星、木星などがその代表例です。

惑星の特徴

惑星には、以下のような特徴があります。

特徴	内容
✅ 恒星のまわりを回っている	公転している（太陽のまわりなど）
✅ 自分では光らない	恒星の光を反射して輝いて見えるだけ
✅ ある程度の大きさがある	重力で球形になるくらいには大きい

🔹英語では「planet（プラネット）」と呼ばれます。

※ さらに詳しく言うと、「他の天体のまわりを回っていない」「軌道近くの物体を一掃している」などの条件もあります（高校〜大学レベル）。

「火星や金星って光ってないのに光って見えるのはなぜ？」

「惑星は自分で光らない」と言われても、夜空で火星や金星がキラキラ光って見えると、「あれ？惑星も光ってるじゃん」
生徒にそのように聞かれることがたまにあります。

実は、それにはちゃんと理由があります。

光って見えるのは“反射”だから！

惑星は恒星のように自分では光っていません。
それでも夜空で光って見えるのは、太陽の光を反射しているからです。

例：昼間に鏡やガラスが太陽の光を反射してまぶしく見えるのと同じ！

だからこそ、金星や火星、木星なども明け方や夕方の空で明るく輝いて見えるのです。

特に明るく見える惑星

惑星名	特徴
金星（Venus）	最も明るく見える。明けの明星・宵の明星として知られる。
火星（Mars）	赤く見える。接近時にはかなり明るくなる。
木星（Jupiter）	双眼鏡でガリレオ衛星も見えることがある。

これらはすべて自分では光らないけれど、太陽の光を反射して明るく輝いている惑星なんです。

太陽系にある惑星はいくつ？

中学理科では「太陽系にある惑星」を暗記するのが基本です。全部で8個あります。

英名の暗記は必須ではありませんが、スラスラ言えるとかっこいいですね！

和名	英名（ローマ神話由来）
水星	Mercury（マーキュリー）
金星	Venus（ヴィーナス）
地球	Earth（アース）
火星	Mars（マーズ）
木星	Jupiter（ジュピター）
土星	Saturn（サターン）
天王星	Uranus（ウラヌス）
海王星	Neptune（ネプチューン）

覚え方の例

水・金・地・火・木・土・天・海（スイキンチカモクドッテンカイ）で語呂合わせ！

太陽系以外の惑星（系外惑星）

最近では、太陽系の外にも惑星が存在することが発見されています。これらは「系外惑星（けいがいわくせい）」と呼ばれ、現在までに5000個以上が見つかっています（※2020年代時点）。

代表例：

プロキシマb … 太陽系に最も近い恒星のひとつ「プロキシマ・ケンタウリ」の周囲を回る惑星。
ケプラー22b … 地球によく似た環境を持つ可能性があると注目された系外惑星。

※系外惑星は高校理科や天文学で詳しく学びますが、興味のある人は名前だけでも覚えておくと◎

惑星のまとめ

惑星 = 恒星のまわりを公転する「光らない天体」
代表例：地球・火星・木星など（太陽系には8つ）
自分で光らないので、恒星と区別しよう！

衛星とは？

衛星とは？｜惑星のまわりを回る天体

衛星とは、惑星のまわりを公転する天体のことです。

代表例：

地球の衛星 = 月（Moon）

惑星の“相棒”のような存在で、1つ以上あることもあります。
たとえば、木星や土星には数十個以上の衛星が見つかっています。

🔹英語では「satellite（サテライト）」と呼ばれます。

※人工衛星（artificial satellite）は人間が作ったもので、自然の衛星とは区別されます。

🔭 木星の衛星に注目！

木星には現在、90個以上の衛星が見つかっており、その中でも特に有名なのが「ガリレオ衛星」と呼ばれる4つの衛星です。

衛星名	特徴
イオ（Io）	活発な火山活動を持つ。
エウロパ（Europa）	氷の下に海があるとされ、生命の可能性も。
ガニメデ（Ganymede）	太陽系最大の衛星。水星より大きい。
カリスト（Callisto）	クレーターが多く、古い地形が残る。

※ガリレオ・ガリレイが1609年に発見したことから「ガリレオ衛星」と呼ばれています。