東京都 都立高校入試 数学 大問2の傾向と対策【動画付き】

こんにちは、林個別指導塾です。

この記事では「東京都 都立高校入試 数学 大問2の傾向と対策」について説明をします。

東京都 都立高校入試 数学 大問2の配点と出題傾向、大問2で得点するためにやるべきことについて解説を行うので参考にしてください。

この記事を読んで分かること

東京都 都立高校入試 数学 大問2の配点と出題傾向

東京都 都立高校入試 数学 大問2で得点するためにやるべきこと

東京都 都立高校入試 数学 大問2小問ごとのアドバイス

東京都 都立高校入試 数学大問2の配点と出題傾向

規則性の問題で配点は12点

東京都都立入試数学の大問2は規則性の問題です。
問題が2問配点が12点です。

問2は記述問題で7点配点の問題です。

問1は確実に得点することが東京都の高校受験を突破するための最初のステップです。

小問ごとの出題傾向は決まっている

問題構成についても見ていきましょう。

各小問ごとに出題形式が決まっていることも東京都の都立高校入試 数学の特徴です。

問1は規則性をつかんで答えを選ぶ形式の問題

問1は規則性をつかんで答えを選ぶ形式の問題です。

問2と比べるとシンプルな規則性に従って答えを選択する問題が多いです。

問2はa行b列のマスに関するものであるのに対して、問1は10行5列のマスになっていたり。
問2はn個の図形に関する問題であるのに対して、問1は5つの図形になっていたり。
問2は空間図形であるのに対して、問1はその一面を平面として扱うものであったり。

問2と比べると規則性がつかみやすくなっているものが、問1で問われます。

問2は証明の記述問題

問2は証明の記述問題です。

性質を証明する問題(○○は9の倍数であるなど)や等式を証明する問題(P=2Q)のパターンが出題されます。

問1と比べるとより難しい規則性をつかみ、かつ記述を行う必要がある問題です。

東京都 都立高校入試 数学 大問2で得点するためにやるべきこと

東京都 都立高校入試 数学 大問2の配点と出題傾向についてつかんだところで、次は「東京都 都立高校入試 数学 大問2で得点するためにやるべきこと」について把握をしましょう。

大問2~5はそれぞれ各大問に向けた対策をしないと今以上に得点することが難しいです。

まずやるべきことは基礎フレームの構築

大問2は基礎フレームの構築をしない限り、安定して得点することは難しいです。

  • 中学1年生5章・6章の幾何問題
  • 中学2年生1章の証明問題
  • 中学3年生1章の証明問題

まずは教科書レベルの問題を完璧にして、基礎フレームを構築しましょう。

次に過去問、模試の演習を

東京都 都立高校入試 数学の大問2は、大問1~5の中で最も問題ごとの見た目が違うものです。

教科書で基礎フレームを構築しただけでは見たことのない問題で失点してしまう可能性が高いです。

  • 過去問(後期のものも)
  • 模試の過去問の演習

見たことのある問題を増やすことが有効なアプローチとなる大問なので、できるだけたくさんの問題に触れて、それらを蓄積してください。

東京都 都立高校入試 数学 大問2小問ごとのアドバイス

こちらは動画でも解説をしているので、そちらもぜひ参考にしてください。

問1 規則性を見抜けるように 最悪でもごり押しで解く

問1は結構ごり押しでも解けることが多いです。

少し時間はかかるけれど、表や図を実際に書いたりカウントしたり。
それで解けてしまうケースが少なくありません。

規則性が見抜きにくい場合はそれでも大丈夫です。確実に得点することが最優先です。

しかし、問1で規則性をうまくつかめると、問2に取り組むための大きなアドバンテージになります。

問2で得点することを目指している方は、問1はごり押しではなく、規則性を見抜いた解答を心掛けてください。

問2性質を証明する問題、等式を証明する問題どちらもフレームを身に付ける

実際にそれぞれのフレームについて解説をします。

性質を証明する問題

連続する2つの整数の和は奇数である、について証明をします。
基本フレームを身に付けましょう。

基本フレームは

  • 宣言をする
  • 計算をする
  • 証明をする

から成ります。

宣言をする

(連続する2つの整数を表す)
nを整数とすると、連続する2つの整数はn、n+1と表せる。

計算をする

(連続する2つの整数の和を計算する)
 n+n+1
=2n+1

証明をする

(これが奇数であることを証明する)
nは整数なので2nは偶数である。
よって2n+1は奇数となり、連続する2つの整数の和は奇数である。

  • 宣言をする
  • 計算をする
  • 証明をする

この3つを基本にフレームを身に付けましょう。

等式を証明する問題

円の面積=1/2×周の長さ×半径、について証明をします。
こちらの基本フレームは、先ほどの性質を証明するパターンと少し異なります。

  • 左辺(のパーツ)を表す
  • 右辺(のパーツ)を表す
  • 証明をする

この基本フレームをつかみましょう。

左辺(のパーツ)を表す

円の半径をr、面積をs、周の長さをlとします。

右辺(のパーツ)を表す

まずはl(右辺のパーツ)について表して、それから右辺について表します。

証明をする

左辺、右辺を同じ文字式で表せられたら、最後に等式を証明します。

  • 左辺(のパーツ)を表す
  • 右辺(のパーツ)を表す
  • 証明をする

フレームをしっかりと身に付けてください。

まとめ

大問2は基本フレームを身に付けることが前提で、それを踏まえた問題演習の量が重要です。

まずは教科書などを利用して基本フレームを身に付けること。

それから問題演習を重ねてそれらひとつひとつが消化すること。

大問2の問2まで解いて入試でハイスコアが取れるように準備してください。

東京都 都立高校入試 数学 全体の傾向と対策はこちら

「東京都 都立高校入試 数学 全体の傾向と対策」では大問1から5についての大まかな説明、61点を取るプランと78点を取るプランについて説明しています。

未読の方はぜひこちらも参考にしてください。

大問2以外の解説はこちら

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