高校数学 学校の授業進行ペースに合わせて何をするべきか

こんにちは、林個別指導塾です。

今回は現在高校生で大学受験に数学を使う方向けに、学校の授業進行ペースに合わせて何をするべきか、について記事を書きます。

学校授業が難しいけどどうすればよいのかわからない…
何となく学校の授業を受けて定期テスト対策をしているけど大学受験のことが心配…
学校の授業は簡単だけどさらに何をすればよいかわからない…

このような方はこの記事を参考にしてください。

この記事を読んで分かること

学校の授業進行ペースをどうとらえるべきか

学校の授業進行ペースに合わせて何をするべきか

学校の授業進行ペース

一般的なパターン

高校1年生で数学ⅠA、2年生でⅡB、3年生でⅢCを扱う。

というのがよくあるパターンですね。

自分が授業を見たことのある生徒は基本的にこのパターンの学校に通っている生徒が多いです。

地域の上位校パターン

一般的なパターンより少しペースを上げて、3年生夏までに数学ⅢCを終わらせる学校もありますね。

自分の在籍していた学校のこのパターンでした。

少し早く終わるということは少し速く進めているということなので、その分おいていかれないように注意することが大切です。

大学受験に力を入れている中高一貫校パターン

このパターンは中学3年生から数学ⅠAを扱い始めるので、一般的なパターンを1年前倒しして高校2年生でⅢCまで一通り終わります。

この学校は、一次方程式と連立方程式を同じ時期に消化するなど、一般的な公立校とは中学の段階から授業の進め方が異なります。

学校のペースについていければ、高校3年生の1年間をハイレベル問題演習や過去問演習に費やせるパターンですね。

学校の授業進行ペースをどうとらえるか

林個別指導塾では、学校の授業進行ペースを、準備をするまでの締め切りラインと考えています。

授業を集中して聞く、ノートをとる。

そういったことはもちろん重要ですし行ってほしいのですが、それをこなすために準備をしてほしいのです。

授業でより多くのもの深いものを吸収するために、授業が始まるまでに準備を行う。

では何を準備すればよいのか。

次にそれについて説明をします。

学校の授業進行ペースに合わせて何をするべきか

生徒の現在の学力状況ごとに、学校の授業が始まるまでに準備してほしいことが異なります。

それぞれのパターンごとに説明をします。

学校の授業が難しいと感じている人向け

学校の授業が難しいと感じている人は、学校の授業が始まるまでに初見をこなしてください。

学校の授業が難しいと感じている状態で、学校の授業を初見とすることは止めましょう。
単元によっては何とかなる日もあると思いますが、うまくいかなかった日のマイナスが大きいです。

もう一つ言うと、直前の授業の初見を自力でこなせるようになると、それを発展させてもっと先の単元の予習が可能になります。

2年生のうちに数学ⅢCまで初見を終えて3年生からは応用問題や過去問演習をしたい。でも学校の進行がそうなっていない……
そんな方はこれを始めることで、事態の解決につながります。

初見学習としては教科書を読んでみる、人に教わる、動画をみてみる、それくらいのレベルからはじめて大丈夫です。

林個別指導塾の場合は、初見学習向けの参考書・問題集を事前に解いてもらい、授業時に進捗の管理とわからないところのフォローを行っています。

初見の説明を一から十までする、ということはしません。初見をこなすために塾に通う、という状態に違和感を感じるためです。

まずは予習をして学校の授業を吸収できる状態にする。
そして予習する力を身に付けて、先取りを進めていく。

そのようにして、まずは学校の定期テストでスコアを取ることを目指してください。

受験のことを考えるともっともっとやりたい、と思うところですが段階的に土台を作ることを意識しましょう。

この段階では、予習をこなせる・学校の授業を吸収できる、を達成してください。

学校の授業自体はなんとなくわかる人向け

学校の授業はなんとなくわかって、定期テストも何となく解けている。でも時間がたつと忘れる、模試になると思ったより点数が取れない……

このような方はまず、定期テストを乗り切ることは大事だけどそれだけで十分ではない、と考えるようにしてください。

テストを突破するだけでなく、もしこの範囲だけの入試問題があったとして、自分が行きたい大学のレベルの問題は解けるのだろうか。
それを意識してください。必ずしも解決しなくても大丈夫ですが、気持ちとして持っておくことが重要です。

そうすると、当然やるべきことの基準が少し上がりますよね。

このタイプの方は学校の授業までに初見を済ませることは前提として、黄色チャートなど教科書よりも少し難しいワークの演習も行いましょう。
授業までにワークの消化が難しい場合は目を通すだけ通して、学校の授業に合わせて黄色チャートの問題も解くようにしてください。
定期テストまでに試験範囲相当の黄色チャートを消化しましょう。

大学受験で数学を使う場合は、このルーティーンで消化ができるとかなり良いです。

授業で習ったしテストでは解けたけど時間がたつと忘れてしまう、模試レベルでは通用しない。

そういった悩みは学校ワークよりも少し難しい問題を消化して自分の血肉にすることで解決してください。

学校の授業自体は問題がない人向け

このパターンの人は何らかの手段で初見演習を自力で消化している人だと思います。

そして定期テストを突破する、ではなく、単元を理解することや入試を突破する、ということに意識が向けられているはずです。

このレベルまで到達出来たら、学校の授業が始まるまでに黄色チャートなどの問題をしっかり消化してください。
分からないところも、人に聞くかたっぷり時間をかけて解決するか、そのまましない環境を築いてください。

そして初見勉強だけでなく、黄色チャートレベルの演習もどんどん先行しましょう。

黄色チャートの例題はどんどん突破できる。エクササイズ問題や先の単元をクリアして、1:1の数学などもう1ランク上の問題集に入る準備をしましょう。
下地をしっかり作って能力的な準備をして、先取りをすすめて時間的な準備もしましょう。

学校の定期テストは、可能であれば直前のテスト勉強を少し減らして、自分の血肉になっているもので突破するようにしてください。

直前で詰め込んで90点と、普段通り先の予習とハイレベル演習をしていて取る90点は、その価値がだいぶ異なります。
模試や入試は試験範囲すべてを直前に見直すことができないですよね。直前に詰め込まないでハイスコアが得点できると、それが模試や入試に向けた準備につながります。

まとめ

初見勉強を自力でこなせるようにする。
少し難しい問題集に取り組み始める。
初見・少し難しい問題集をクリアして、次のレベルのものに取り組む能力・時間を確保する。

学校の授業進行ペースに合わせて以上のことを行うようにしてください。

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